やっぱり・・旅へ

美食



脚本家の山田太一氏が、あるインタビューで
「美味しいものを求めて、どこかへ行かれることはありますか?」と聞かれ、こんな話をしていた。


「僕は、一日にお芋2本だけというような、食べるのに非常に困った時代を経験しました。

姉がそのお芋の1本の半分を僕にくれたこともありました。
その時、『こんなことを人間はどうしてできるんだろう』 と感激しましたね。

そういう思いをしたのに、今頃しれっとウマイだのマズイだと言えたオレか、と思ってしまうんです。

飽食の時代、今の人が美食になるのは仕方ない。
それに僕も時代の流れで避けようもなく美食になってきています。

でも、積極的にウマイものをみつけようとは思わない。

身近にあるものを大切に食べようと思うんです。」




私は、1本のお芋を分け合って食べたことはない。

これまで一度も、食べ物でひもじさを体験したことはない。

でも、なぜか、同じ気持ちを感じる・・・

私の親も山田氏と同じ年代
食も、物も大切にしなさいと教えられた。

「ギブ・ミー・チョコレイト」の話も、
「引き揚げ」の話しも何度も聞いた。

広島の原爆資料館に展示してある本物の遺品・・・息苦しさ・・目のまえがぐるぐる回った
知覧でも同じことが起こった

映画「ホロコースト」も「地獄の黙示録」も
本「流れる星は生きている」も「黒い雨」も「アンネの日記」も・・・
幼い頃から思春期にかけて知った事実は、すごいものだった
これだけじゃない・・忘れているけど、きっと色んなものが影響しているはず

で、
それらの
メッセージは強烈だった



だから、「美食」とはなんだろう・・・と思ってしまう





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by haru-115 | 2009-05-11 16:19